ほんの数日間小鳥の環境を変える事が、時と場合によっては命取りになることがあります。
投薬を始めて数ヶ月たったある日。
どうしても家をあけなければならないことになりました。
近所に預かってもらう知り合いもいない。
実家は遠すぎて連れて行けない。
健康で投薬中でなければ迷うことなく家に留守番させて、ペットシッターさんにお願いすることを考えたでしょう。
先生に相談した結果、入院という形で預かっていただけることになりました。
肝臓疾患が発覚したとはいえ「今すぐにどうこうという状況ではない」ということだったので、病院で預かってもらえるなら安心だと思いました。
私の行き先は海外だった為、緊急連絡先は遠く離れた実家の母にしました。
帰国後飛行機を降りてすぐ携帯の電源を入れたら「電話して下さい」という留守番電話。
嫌な予感がしてすぐに母に電話をしました。
聞けば、病院に預けた日から一切餌を食べなくなり、一気に体調が悪化。
強制給餌(そ嚢に餌を直接入れる)をしても吐き出してしまう。
どうしようもなくて点滴をしてなんとか今は落ち着いているという。
「環境が変わることで餌を食べなくなり体調が急変する可能性もあります。」って先生に言われたけれど、まず大丈夫だろうと思ったのに。
その最悪なパターンに見事当てはまってしまった。
餌を食べないことで体力が低下
一番弱い肝臓に症状が現れた。
61グラムもあった体重は一気に52グラムまで落ちたという。
成田から小鳥の病院まで車を飛ばしました。
診察室に入ると籠の中で目を細めて、膨羽しているにもかかわらず小さく見えたコザクラインコ。
ほんの数日前とは別の小鳥のよう。
ところが私が声をかけた途端に一気に様子が変わった。
目をパッチリあけて返事をしながら近寄ってくる。
必死になって籠の中を移動して一番近くに寄ってくる。
嬉しくてたまらない様子で動き回る。
さっきまでとのあまりの変わりように先生もビックリ。
もともと神経質なルチノー種。
「そんな中でもこの子は特に神経質です。」って先生。
ずっと私にだけベッタリで過ごしてきたから余計にそうなってしまったのだろう。
本来なら入院治療なんだけど、私に会ったときのあまりの変わり様を目の当たりにした先生は、
「この子の場合お家のほうがいいように思います。その代わり毎朝電話で状況報告してもらって点滴に通ってもらうことになりますが、大丈夫ですか?もし難しいならこのままお預かりします。」
っておっしゃる。
もちろん私は連れて帰る選択をしました。
入院中は徹底した温度管理で30度の中での生活。
時期が3月だったので、自宅で30度を維持するのは大変なこと。
それでもできるだけこの子のストレスを少なくした状態で治療を受けさせようって決心しました。
この日から、手探りでの温度管理が始まりました。
環境の変化に弱い小鳥。
ここまでだとは思いませんでした。
たった3日間。
それでこんなことになるなんて・・・。
小鳥の環境を変える事は、犬や猫をペットホテルに預けることよりリスクが大きいのです。
注意を払わなければ気付かないほどの食欲の変化。
最初は寂しさからくる食欲不振。
そこから体調を崩し食べたくても食べられなくなってしまうのです。
そうなると自力では回復不能。
このときは病院だったから強制給餌や点滴をしてもらうことができました。
犬や猫と比べると身体が小さいだけに、体力の低下や衰弱するまでの時間は早いです。
ほんの数日間の環境の変化が命取りになる。
私は実を持って体験してよくわかりました。
どうしても小鳥を置いて数日間留守にしなければならない時。
そのままお留守番させて誰かにお世話にきてもらうのか。
普段から小鳥が慣れてる人に預かってもらうのか。
ペットホテルや病院に預かってもらうのか。
どれが正しいのかはその小鳥によって違います。
その子の性格、体調、普段の様子から、ベストな選択をしてあげて下さい。
「まぁ、大丈夫だろう。」と軽く考えることはしないで下さい。
このアーティクルの元記事はこちらです。
小鳥の話・ほんの数日間でも環境の変化は命取り/「ペット介護・最期のときまで向き合いたい」
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ペット介護+++最期のときまで向き合いたい+++
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さなかひより
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