小鳥の病院へ行く度に、気になって見てしまうものがありました。
待合室にある掲示板。
そこには「迷い鳥」の情報が貼られています。
一人で生きていくことができないペットとして飼われていた小鳥。
その小鳥が外に出てしまったらどうなるんだろう?
そもそも、何で逃げるのか。
答えは簡単。
小鳥は飛ぶことができるからです。
じゃぁ万が一の時にも逃げないように翼のクリッピング(風切羽を切って飛べなくすること)をすればいい?
その答えは一つではありません。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
その子とのライフスタイルによっても違います。
クリッピングをすることによって、飛んで逃げてしまうことは防げるでしょう。
しかし小鳥にとっての不測の事態が起こった場合、鳥類本来の「飛ぶ」という動作でそれを回避することができなくなります。
クリッピングをしない場合、逆にそういう時に回避することはできるでしょう。
しかし、人間と共に生活するが故の危険に巻き込まれる可能性もあります。
ちなみに私が子供の頃に飼っていたセキセイインコは、キッチンに立っていた母のところへ行こうとして、換気扇に巻き込まれました。
体中に擦り傷を負い片脚はほぼ切断状態でしたが、奇跡的に命を取り止めました。
その上、重傷を負った脚も完全に運動機能は回復しないまでも日常生活に困らないところまで回復したのです。
今思えば、あのセキセイインコの生命力はものすごいものだったと思います。
鳥篭から外に出した時点で、あらゆるものが小鳥にとっては危険なのです。
これはクリッピング以前の問題だけど。
私はクリッピングはしないで済むならしないほうがいいと思っています。
小鳥は・・・鳥類は本来飛ぶことが自然の姿。
飛ぶのは本能なんです。
咄嗟に身の危険を感じたとき、飛ぶことによって回避しようとします。
それが出来ないというのは致命的だと思うから。
人間が慎重に注意を重ねることで危険を極力減らせるのなら、飼い主である人間がそうするべき。
クリッピングすることで、飼い主の注意力が散漫になる可能性が高くなることもありえます。
小鳥の病院の先生のお話によると、不慮の事故で来院する小鳥はクリッピングをしている小鳥の方が多いそうです。
これはまさしくクリッピングをしているという油断からくる飼い主の注意力散漫からきているような気がします。
飛んで逃げてしまう。
それなら逃げないように飼い主が気をつければいい。
ただそれだけのことです。
部屋の中で高いところに止まって降りてこなくなる。
これも小鳥とのコミュニケーションの問題です。
いくらかわいくても人間と動物との線引きはしっかりする必要があります。
犬や猫と同じ様に、小鳥にもしつけは必要です。
高いところへあがってしまっても呼べば降りてくる。
その関係がしっかりできてこそ、愛情と信頼で結ばれている理想の関係が成り立っているということではないでしょうか。
このアーティクルの元記事はこちらです。
写真入で説明しています。
小鳥の話・クリッピングについて/「ペット介護・最期のときまで向き合いたい」
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